M2 1002 リフレッシュ作業(プチレストア) その2

 エンジン本体はまだまだ大丈夫だけれど、タイミングベルトを始め、ゴムシールやホースは交換。ミッションも交換。足回りはフルブッシュ交換を含めてやり直し、ということになると、

 こうなります。フロントとリアのメンバーごとアッセンブリーで取り外しました。サスペンションアームやショックアブソーバーなども含めて、そのまま外します。

 余談ですが、きちんとビニールでボディを養生してあります。ボディを業者で磨いたばかりの状態での持ち込みだったので、作業で傷つけるわけにはいきません。この車に限らず、「磨きマニア」も比較的多いロードスターの作業は、気を遣って遣いすぎることはありません。

 話がそれましたが、下回りを丸ごと取り外して大変そうに見えますが、こちらの方が早く、安全に作業できます。多くの人はエンジンを外すとなると、ボンネットを取り外して、ミッションとエンジンを切り離してエンジンを引っ張り出す姿を思い出すと思います。しかし、エンジンをつり上げると、エアコンの配管などにひっかかったり、引き出すとき傷を付けることがあります。

 この方法はメリットが多いのです。メンバーも含めて車体から切り離し、車体をリフトで上下させる形になるので、メカニックは立ったまま脱着作業ができてより確実です。メーカーの組み立てラインでも、こんな形でメンバーごと車体にドッキングしています。

 エンジン、ミッション、デフ、サスペンションがごっそりとなくなった車体下回りは、モノコックと配線しか残っていない感じ。ぶら下がった形のシフトレバーに哀愁を感じます。

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