以前やったサバトロ号のロールバー組み付け。

 この車両は、プライベーター制作の車両ですが付けてあるパーツは、ほとんどが撤去アンドやり直しでした。見えないところに、もの凄く手が掛かってます(涙)。

 さて、意外と普通に付けるのが難しいロールバー。ハードトップが干渉してキュルキュルと五月蠅かったんです。ロールバーが斜めに付いているんですね、何故か?? ロールバーパットの巻き方が、気に入らなかったのでパットもやり直すつもりで全部外してみたんだけど…。運転席側のリヤのバーの取り付け位置が、どう考えてもおかしかったんです。


 後ろ側に引っ張られているんで、メインアーチも後ろへ…。


 取り付けるべき場所にメインハーネスがあって、これ以上前に付けられないのでこの位置になったんですね…。おまけに10ミリほど内側に付いてますね…。左は何もないので、それなりの位置に付いています。このロールバー変ですよ、製作時に現車合わせしてない可能性もあり得ますね。

 全体を何度も仮組した結果、メインハーネスのある位置しか設置することは無理です。電源ハーネスを移動しないと無理です!!

 結局、すべての穴は、移動してもらうしかありません。余計な穴が16個も増えてしまいましたね…。塞ぐしかありませんね…。結局、ロールバーパットの巻き直しが、大変な作業になりましたけどね。

 ロールバー付けるの本当に難しいです、ロードスターは!! すべてのクリアランスがないです。後ろに3ミリ動かすだけで、幌骨やハードトップと干渉します。内張とも干渉します。ロールバーの個体差もあります。中古なんて、絶妙にゆがんでます。

 付けて外して、付けて外しての繰り返しです。ボディのコーキングでも、全部ずれます。コーキングはしっかりと削って、しっかりと密着させましょう。フロアの凸凹も叩けば平らになります。凸凹のまま付けると、ボルトが浮いてます!

 叩いて平らにして、ボルト締めて叩いて平らにして、また締めての繰り返し作業が、ボディとの密着感を生みます。合わないロールバーだと、本気で1日作業となる場合もあります。

 カーペットの処理も大事です! 土台の形に切り取るなんてあり得ない!!

 あくまでもロールバーがフロアカーペットから生えている感じが大事です。

 ロールバーパットも「アセトテープで誤魔化せば大丈夫」ではオープンカーのロールバーとは言えません。目立たない位置に(室内からと外からでも)一番目立たない位置に貼り合わせるのが大事。メインアーチのロールバーパット付けるのに大抵2時間近く掛かります。ロードスターのロールバーはハッキリ言って大変な作業です。

 ロールバーの穴開けに最適なのは、スポットカッターの刃が一番最適です。位置決め一発ですし、穴径もドンピシャで、おまけに速いですし、刃も堅くて最高です。リヤのバーの穴開けも、短いタイプ使えば、ドリル次第で、入りますしね。

 コレにたどり着くまで、何年かかった事でしょう? すぐそばにあったのに、気づかなかった…。

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