NA6CEの変な症状と格闘する羽目に…。

 最初は、クランク角センサーのOリングとヘッドカバーパッキンの交換だけの作業のはずが、作業が終わって、点火時期のセットをすると、クラセンの位置がおかしい…。アイドリングの点火時期を、上死点前10度に合わせても、まともに吹けない…。

 もともとのクラセンの位置は、どう見ても20度以上の位置にありました。さてさて、タイミングベルトの交換は、今から5万キロ前に実施済み(中古で買った時に、業者が善意で交換済み)なので、一番最初に考えたのは、クランクとクランクプーリーの位置を決める「クランクキー」の溝拡大が、頭をよぎる(タイベル交換後に発生するのは、組み方にも問題あるのですよ、実際は!!)

 でっ、クランクボルトを外して確認するが、問題なし…。後は、タイベルを組んだ時に、一コマずれている可能性か?? ばらすと、見事に両方とも、一コマずれている。

 おぉぉ〜っ、コレがレースの世界で噂の、タイベル飛ばしかっと思ったが、うん? 変な位置にマーキングしてあるな。 普通なら、頂点とサーモケース裏にマーキングするはずだが、サイドのマーキングは、一体何の印?? 元のまともな位置で組み直し、点火時期が10度になるようクラセンをセットすると、やっぱり、変…。

 さて、誰が間違っているのか? 単純な作業のはずが、他にも色々と診断しなくてはならなくなって来た。幸い、NA6ならば部品がいっぱいあるので、一つ一つ原因を潰してみよう!!
結構悩んだ挙げ句、頭の中は????????

 こんな時は、一人で悩むよりも、誰かに聞いてみれば、新しい知恵が浮かぶかもと、携帯で友人T氏に、電話!! 症状と、行った作業を話して「何か他に考えられることな〜い」と。

 「ありえねぇ〜、けど他でこんな症例あったみたいだけど」とT氏。ふむふむ、ダメもとで全部をバラして一つ一つ、チェックしたが、普通。頼みのクランクプーリーも見た目では、まったく問題なし…。

 もう一度、ただ元に戻そうと思ったが、もう一度確認をと思って、プーリーを他のプーリーと合わせてみると、クランクプーリーのずれ????????


 え〜っ、見事にずれてます…。

 でも、ゴムダンパー部は見た目では、何の異常もなしで、手で力一杯回してみても、まったく動かないんですよ、これが。まともなプーリ3つと、比べて初めて判明しました。

 これからは、タイベル交換前に点火時期をチェックしてからばらすことになりますね…。

 一つだけ、外から判断する方法は、点火時期合わせるとき、クラセンの調整幅の端っこまで使っているようなら疑うべし!! そう言えば、過去に点火時期合わせて、端っこギリギリまで行った車があったような気がする。誰の車かは、覚えていない…。

 謎はコレで解決です。あ〜っ、すっきりしたよ本当に!! 友人T氏に感謝!!

 でも、お互い面倒が増えただけと、ブルーになったけど……

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