ロードスターの触媒のナットって、まず外れませんよね。10本外そうと思ったら、8本はダメですから。

 それはそうです、ナット自体がよく見るとカシメテあってゆるまないように出来ていますから、ゆるめようと思ってもゆるみません。カシメテあるのがナットの先端部分ですから、ゆるめるとゆるむ方向に、ネジ山がダメになりますのでね…。おまけにボルトもステン、ナットもステンでして、カジりやすい材質ですから〜。

 最初はゆるむんですよ、最初は!! 5ミリくらいゆるんだところから、重くなって止まってしまう…。締める事もゆるめる事もできなくなって途方に暮れる……。ネジ山壊しながらゆるめているので、しょうがないんです!! 外せる構造になっていないので、外れなくて正解……。

 でっ、折ったり、曲がったり、ドリルで揉んだりして、グチャグチャの触媒になってしまう…。次のマフラー交換やタコ足交換の時も、毎回苦労して大変な思いをしてませんか??

 ただでさえ堅いステンのナットは、ナットクラッシャーを使っても壊れない。その上、ナットとワッシャーが一体になった形しているので、どうする事もできない。

 私も、切ったり揉んだりとか、昔は苦労してました…。5年位前からは、苦労する事がありません。なぜなら、ナットを削って、取ってしまうからです。

 用意するのは、14ミリのメガネと小さいベルトサンダーと−ドライバーぐらいですかね タップはあった方が間違いないです。取りあえず、ゆるめてタコ足との距離を取らないと、タコ足に傷が付きます。ゆるめてカジり出す一歩手前まで、3ミリでよいから浮かせましょう。

 そこでベルトサンダーで削ります。ステンのナットなので、1カ所だけでは割れてくれないので、180度回してまた削る。ボルトのネジ山がうっすら見えてきたところでやめてくださいね。ねじ山は、少しぐらいならば、削れても大丈夫です。360度のうt300度以上はネジ山が残りますから、今後も大丈夫!!

 後は−ドライバーで、叩けばポロンと外れます。

 後は、一応タップで、グリグリすれば終了です。慣れると、1本5分かからないですね。2本で10分ぐらいです。折れたり、揉んだりすると1時間以上かかって、なおかつグチャグチャになることを考えると10分で、ず〜っと綺麗な状態で使えますので、お勧めです!!

 削れてますね、この後反対側も削ります。

 

 見事に取れました〜〜!!

 後は普通のスチールのナット使いましょう!! 錆びても、どうでもできますので。ネジピッチは1.5ですが、実はNA6の最初の頃は1.25のピッチです。どこで変わったかは、わかりませんが!! 触媒のボルトもスタッドボルトで触媒側は1.5で、タコ足側が1.25でした。

 途中から、打ち込みのスタッドに変わっているのが1.5のハズです。

 ピッチは確認してから、タップもナットも選びましょう!! 間違えると、再起不能になりますのでね……。

 ゆるんでも、ネジ山が壊れていて、完全に締まっていない車両があります。排気漏れしていると、格好悪い音になりますから〜〜。

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