入庫した車には、補強を入れることがあります。以前、施工したこのクルマの場合、ココだけです。フエンダー外れているので、ついでです。

 ココの補強は、おおとろ号でも入れました。おおとろ号は、フルスポットで4千発ぐらいは入れてありますので、ココだけの補強がどれ位の効果があるかは分かるはずもありませんけど…

 まぁ、今回はフエンダーが外れているついでに、部品代が掛かりませんので入れますけど、 見ての通り、やらないよりやった方が良いですね。間違いなく強度は上がりますので!!

 正し補強は、ボディ全体で考えないと、一部だけ補強入れてもバランスは出ません。一部だけ入れても、どこかに逃げが出るだけで、結果として、全体のバランスが崩れていってしまうと思います。入れた時は良いのだけどね、長く考えるとね…

 パネルとパネルの合わせ目の補強の場合は、そのまま溶接せずに、重なる方のパネルを一度リューターで削り込んで凹みを作っておきます。そうすると、溶接が必要以上にはみ出さずに見た目も良く、 はみ出しが少ないので重量も抑えられます。はみ出た部分は基本は、無駄なだけですので…。この後高さを削り込んで、少しでも軽くなるように抑えます。

 スポット増しの場合も、こういうタイプの補強をする場合は、 ハンマー片手にアチコチの鉄板を叩きます。叩いた時の音で、効いている鉄板と、効いていない鉄板を見ます。バィーン・バィーンと音がする場合は鉄板として、強度が出ていないとみて、スポットの数と位置をよく確認しながら、ハンマーで叩きながら、溶接して、カン・カン・コン・コンと音が変化するように溶接します。意外と役に立っていない鉄板が、いっぱいあります。

 おおとろ号の時も、叩いて穴空けて溶接して、叩いて確認して、強度が欲しいところは、徹底的に、バイーンが、カンカンとなるようにしました。ロールバーも叩くと反対側までバイーンと響きます。ロールバーもカンカンと音が出ます。多分、私以外は誰もしないでしょうけど…。

 いつか??スリック履いても大丈夫なようにしてます。多分履くことはないでしょう…。

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