雪国のロードスターはさびとの戦いです。フルブッシュ交換の依頼があると、ブッシュ抜く時の感触で、危険な香りが分かります。

 ある車両は、ブッシュが収まる部分がもの凄い錆で、3ミリ程の錆が出っ張ってました。知らない工場だと、このままブッシュを無理やり入れますが、ブッシュが錆に引っかかって、斜めに入りますし、センターも出ません(意外とまともにブッシュ組んである車両は少ないですよ……)。

 錆を丁寧に落として、ブッシュがスムーズに組めるようにいたします。

 今回は(も)、サンドブラストで錆を削ります。リヤのロアアームも錆が酷いのでブラストで処理いたします。

 途中でブラストの研磨剤が無くなると、研磨剤待ちで作業が延びます…。適当に錆だけを落とす予定が、意外と錆が手強く、気が付くと、思ったより、錆の進行具合は深くて、削っても、削っても奥深くまで進行してます。まぁ、NA6だと年式考えてもどうしようも有りませんけど、まだ残ってるって、何回もブラストと格闘。

 コレもまだダメだぁ〜〜。凹んでる所は全部錆だったところです、意外と深いですよ。

 シャシブラはテロテロに、テロテロに、テロテロに塗ります

 多分塗膜は2ミリ以上はあります、垂れるまででは無く、垂れても塗り続ける(笑)。ブラスト掛けると、小さい穴からでもブラストが入り込むので、内部も、穴からも塗りつけます。

 問題は、テロテロ過ぎて乾かないんですよね…。翌日に朝から、反対側をテロテロと塗ります。早くブッシュ組みたい場合で、乾燥機で焙りますよ。

 コレも塗ります、新品でも1週間で錆びますので

 フルブッシュ交換だと、アームを取り外すので、ボディ側も一杯塗ります。少し重くなる気がしますけど…。

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