下回りの錆と格闘する毎日です…

 削っても、削っても広がる錆、錆、錆!! この車両の場合、6時間位格闘して、ある程度の錆は撤去できましたので、赤錆を黒錆に転換する怪しい液体塗ります、2回以上塗って様子を見ます。

 ボディ側は部品もたくさん付いてますので、できる限りの作業です。完璧には程遠いのですが、予算の関係もありますので少しでも延命できるようにいたします。メンバーとか、アームとかは、ある程度、錆を落として、塗るしか方法がありません。全部取り替えてしまえば、完璧なのですが!!

 この工程で使ってるのは錆封じ…。そのまんまのネーミングですけど、出てしまった錆の進行を防ぐには良いかと思います。問題はものすごいにおいと、手に付いたら3日は取れないことぐらいです。

 その後にマスキングを致しますが、コレが大変でして、3次元のマスキングは下回りなのに、2時間は掛かります。

 でっ、下回りはコレ使います。ボディシュッツ8864です。


 缶スプレータイプもありますが、専用のガンで吹き付ける方が 塗膜も分厚く、パネルとパネルの合わせ目も塞げます。必要に応じて、2度塗り、3度塗りで塗膜の厚みを増します。

 コレで直接ボディの鋼板に水は掛かりませんし、巻き上げるジャリも ゴム状の塗膜で跳ね返します。

 コレで終わりでは無くて、もう1つ工程を入れます。

 ボディには袋構造になっている部分が多数存在しますので、今度はコレを入れます。

 専用のガンには、特殊な長いノズルが付きます。先端部分は5方向に穴が開いていて、グルグル回しながら、何度も往復してフレームの内部までコーティングいたします。パネルの合わせ目とか、小さな穴からはみ出るのが良い仕上がりです。

 水も弾いて、パネルのつなぎ目も水が入り込む事がないハズです。ハズというのは、内部を見る事ができないので、ハズなんです…。注入した穴から覗くと綺麗にコーティングされてると思いますよ。

 メンバー・アーム類はできる範囲で錆を落として、シャシブラを通常の3倍は塗りますが…。またも、今度もマスキングをやり直します!! シャシパスタ・ガンを使います、車検時に使う物ですが、缶スプレーと違って、とっても分厚く塗れます。缶スプレーは圧力が弱く、薄く塗ってもすぐ垂れるだけで塗膜自体は薄いです。専用のガンは、圧力も強く、吹き付けている間に半分乾燥しながら吹き付ける感じです。

 プチレストアの時は、油性のシャシブラを2度塗りしてから専用のガンで2度塗り致します!!

 こんな感じの仕上がりです。

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