あるクルマの初めての車検整備。ブレーキは、リヤキャリパーが両方とも新品に変わってます。

 ですので、リヤは点検と注油がメインです。ところが、スライダーピンのダストブーツが破けてました。そう上側のブーツですが、そうとう慎重に入れないと簡単に破けます。

 一番良いのは、サイドワイヤー外して付けると大丈夫なんですがね。ブーツ交換して、アチコチにたっぷりとブレーキグリスを入れました。下側のスライダーピンは、グリスを入れて交換いたしました。

 フロントは、ギリギリの状態で、右はピストン交換してキャリパーのだいぶ錆が発生したのを1時間掛けて、何とか再生いたしました。再生できたとしても、やはり再び錆は発生いたします。

 次は交換が良い場合が多いです。が、多分次も私が頑張れば、使えるかもしれません…。

 いまだにキャリパーを組み込むのに、モリブデングリスを塗りたくる人がいますが、アレはその場しのぎのモノです。半年後とかどうなってるか。整備士の中には、キー・キー音さえ出なければ良いから、アチコチに吹き付ける人がいます。パッドのシムに塗りつけてしまったのが、熱で固まって、動きを規制してるクルマがあるんですよ。パッドが戻らなくて引きずる原因です。キーと音が出る原因を作ってるのよね。キャリパー内部もこってりと塗ってるけど、動きが悪くなるだけで何のメリットもないです。

 引きずり起こして、燃費も悪くなる…。

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