最近のロドは、ボルト1本1本にイレギュラーが発生してしまう状態です。ボルトを探して、部品取り車から外してと、無駄に時間が過ぎていきます。

 できる限り純正のボルトを使いたいですし、見た目も寸法も、強度も合わせてます。無駄な様で、大事なところです。

 留まっていれば良いと考えて作業するメカニックは、すべての作業が適当になります。付いてれば良い、動けば良い、その場しのぎの繰り返し。後で問題が起きても、適当な作業は何が問題かも分からないから、次も平気で同じ事をする。

 人間ミスはするモノです! 絶対に。ミスした事を次に生かせるか、ミスをした原因を、何かのせいにしないで自分で次に繋げなければ成長はありません。私もミスはします。普段は、1つのミスもしたくないので、最大限の努力をしています。

 たかがボルト1本ですが、種類があり、それぞれ意味がありますので…。

 ボルト類は、できるだけ変えています。死んでるボルトは使いません。5年、10年前は外したボルトが、そのまま使えたんですがね…。雪国ですと、半分以上終わってます!!

 何年もオーナーさんとともに、コツコツ整備してる車両は、ボルト1本でも新品を使ってます。私とオーナーさんしか分からないと思っていました。

 以前、何年かぶりに故郷に帰って、地元のディーラーさんに顔を見せに行ったら、古株のメカニックが、何年かぶりのロドを見て「イイねぇ、ビシッとしてる。雰囲気が変わった」と言ってくれたそうです。「エンジンルーム見せてみろ」って、ボンネットフードを開けると「おおっ、すげぇなぁ。コレ、リフトで上げさせろっ。コレすげぇ整備してあるな…。こんな事するメカニック、まだいるんだぁ」とつぶやいたそう。

 メカニックを全員呼んで「お前ら、こんなボルト新品に変える意味が分かるかぁ〜」と見せたそう。多分、分からないと思いますよ〜。

 「見て見ろ、サスのボルト類が全部新品な上に、シャシブラ塗るのにマスキングしてるぞ」とも。塗ったら新品の意味がないし、20本全部マスキングするの大変だし、アームのブラストもしてますけど…。エンジンルームのボルトまで色が塗ってある。

 他の整備工場で、そんな事してたら、会社潰れますから〜。

 そのメカさんは、定年してるが、コスモスポーツとか古いの専門で整備する方だとか…。遠い九州で、車両を通じて何か、伝わった気がします。

 本気で純正のボルト新品で全部在庫したいのですが、多分本気でそろえると50万ぐらい掛かりそうですね〜。純正のボルトの品番調べるのものすごく大変なんです!! 簡単に分かれば、在庫したいんです。本気で。

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