14万キロ走行したBPエンジンのオーバーホールです。状態としては良いです。ある程度、想像できる車両でしたのでオーバーホールはいたしましたけれど、当たりのエンジンです。

 クランクの振れは1/100で優秀。メタルも良好で、クランクがクルクルと回ります。コンロッドは最も重いものと軽いものの差が3.1gでしたので、簡単に重量あわせができますね。酷いエンジンの場合、7gとかは普通に違います。

 オーバーサイズのピストンは2.7g重いのがありましたが、一番軽いピストンが2個、重量がそろっていましたので、削るのは2個で済みました(笑)。レース車両など、レギュレーションでエンジンパーツの加工が禁止されている場合は、取りあえず3台分取り寄せて、軽いので4個揃えますが!!

 ヘッドは、いつもの感じですが、形状だけは大体揃ってますので、燃焼室容積の測定後に削って合わせます。毎回こんな状態でしたら、オーバーホールが楽なんですけど…。洗浄前はいつもの光景です。

1回目の洗浄はこの位です、2日では完全には落ちませんので、

 1度電動のリューターにブラシをセットして削ります。もう1度洗浄液に浸して、落とします。

 1日放置して落ちたのを確認して色々と加工に移っていきます。

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