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ラジエーター&水回りリフレッシュ 茶色になったら要注意 上の写真をご覧ください。説明しなくても分かると思いますが、上が古くなって交換のため取り外したラジエーター、下が新品のマルハモータース製の容量アップしたアルミ強化ラジエーター。ロードスターを新車で買った人も新車時のラジエーターの色はなかなか覚えていないもの。ましてや中古車で購入した人なら茶色っぽい色の方がなじみがあるかもしれません。新品時は真っ黒だったのです。 夏に向けた季節でもっとも多いのが水回りの故障。茶色くなったラジエーターのアッパータンクやロアタンクが割れてしまいます。茶色になったプラスチックは「すかすか」の状態。こつんと軽く叩いただけで割れるぐらい劣化したものもあります。 走行中にぱかーんと壊れて目の前が真っ白になるような壊れ方であれば、自走ができなくなるのは痛いですが、まだ良い方かもしれません。亀裂が入って、じわりじわりと冷却水が抜けていくような壊れ方をしてしまうと…。「甘ったるい臭いがするな」と気にしつつ乗り続け、ある日突然、右側に振り切った水温計とご対面することになってしまいます。エンジンルームをチェックすると、リザーバータンクは空っぽ。シリンダーヘッドの修正面研が必要になるかもしれません。 やはり、転ばぬ先の杖、冷却水回りのリフレッシュをお勧めしています。目安は「色」。分かりやすい指標です。上の写真のような色にまで熟成された冷却系であれば、ラジエーターのアッパーホース、ロアホース、ヒーターホースなどホース類も当然劣化。新品時にはゴムの柔軟性があるのに、プラスチックのようにカチカチになっています。ラジエーター交換と同時にホースも交換。さらに、固着するトラブルが出やすいサーモスタットの交換もお勧めしています(固着で開きっぱなしになることが多いですが、たまに開かなくなるものもあります。危険です)。 ラジエーターのアッパー&ロアタンクだけ交換も可能ですが、T.O.R.F.では、マルハモータースのアルミ2層ラジエーターをお勧めしています。2層になって強化されているにもかかわらず、軽量なアルミのため純正品とほぼ同じ重量で値段もリーズナブル。ストリートからサーキットまで必要十分な性能を備えています。
色で判断して水回り全交換。結果、コストを抑えることができるメンテナンスです。NAロードスターの場合、途中金属パイプが組み合わさっているロアホースは、金属パイプが省略されて1本化されているNBのロアホースを使うと、部品点数も減ってお得です。 ラジエーター交換工賃
※必要に応じてヒーターホースなどの交換をお勧めします。 |